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■第一話 「すべてを求める欲張りな人へ」
■第二話 「夕暮れのバス停」
■第三話 「最高の普通」は「最高の贅沢」
■第四話 「9Fキャリバーへの思い」
■第五話 「二世代、三世代も使いたい9Fグランドセイコー」「普遍の時」
■第六話 「比較」
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第六話 「比較」 |
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セイコーには、今販売しているだけで数百種類のモデルがあります。それぞれに特徴があり、売場でその存在感を全てに感じます。しかし時計の完成度、美しさの点で「グランドセイコー」に勝るモデルはないと思います。
グランドセイコーをより充実させた大きな要因はクオーツの「9Fキャリバー」が開発されたことによると考えます。「9Fキャリバー」搭載のモデルが他のモデルと開発の時点で異なったことは、この時計を使用する『お客様の立場』から計画立案したことです。
「お客様」が時計に対して常に要望していたことは、@安心して使える Aスッキリして見やすい B愛着ができる C修理がし易い ということで、この時計はその四つの全てを満足させたということです。この四つの要望の中で自分が今、一番思い入れのある『スッキリして見やすい』という表現をひもといてみたいと思います。
この表現の一番のポイントは「長短針」の太さと、秒針の質感です。機械時計なみの太い『針』は、バランスがとれたデザインを可能にすると同時に、『夕暮れ時のバス停でも時刻を見れる』ようなカット面を作ることを可能にしました。また、一方で秒針を甲丸状にすることでボリューム感を出し、長短針に負けない存在感を出しています。
さらに時・分・秒針がお互いの動きに影響が出ないように、3軸ガイド構造を採用することで、3本の針をとりつける軸を独立させた事です。この事は、それぞれの「針」を滑らかに動くようにさせ、スッキリした動線を生むと同時に、正確な時刻表示も可能にさせました。これが二番目のポイントです。
三つ目の「スッキリ感」は略字のデザインです。略字のデザイン・設計も針と同じように、どんな角度からも美しく光を反射し、「見やすく」してあります。これが時計の「スッキリ感」をより強調しているわけです。
以上が他のクオーツ時計と「比較」した時に、一番差別化できる『グランドセイコー(9F搭載)』の良さであると思います。
時計ファンの方々、『グランドセイコー(9F搭載)』を是非腕にはめる機会を作ってみて下さい。
毎日が楽しくなります・・・・。
(R.S)
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