MENU

第五話

「グランドセイコー SMR4000ブライトチタンモデル」

私が二十歳の頃、腕時計は日々の時を刻む、時間を知るだけのモノにすぎなかった。三十歳を迎えた頃から少し高額の時計を買えるようになると、時計雑誌やカタログ等を熱心に見るようになり、時計への興味も一段と深まっていった。
今回このコラムを担当するにあたり手持ちの時計を見たところ、自分の過ごして来た青・壮年時代を改めて回想する事ができた。
三十代当初は「クオーツ」に惹かれ、時計の厚みが薄くなる程お洒落だと考えていた。多彩な文字板もお洒落感を高めていた。その頃の私は服装も少しお洒落していたかも・・・
四十歳頃からは私の汗が問題で、防水性の高い厚みのある「機械時計」へと移っていった。

~クロノグラフ~

その精悍な文字板の中に、スポーティーな自分をイメージした。

~ダイバーウオッチ~

実際に海に潜る時はダイブコンピューターを使用するために必要としなかったが、やはり日常の中にダイビングを感じていたかったので購入した。

~GMT~

海外旅行を少しばかり経験するようになると、GMT文字板の中の、色々な国々を旅する夢を見たりした。

~ムーンフェイズ~

その機構に大人の遊び心と余裕さえ感じたが、これは手に入れる事ができなかった。

現在は海外ブランドを使用しているが、私の場合汗で皮ベルトを毎年交換しなければならないので、今はブレスレットタイプが欲しいと考えている。
さて、私が今一番好きな時計は「グランドセイコー SMR40000ブライトチタンモデル」だ。
黒文字板で視認性が高く、重さは95gと耐磁時計の割に軽く、年齢・服装を選ばない。
少々高価だが、質実剛健な時計。永い間オートマチックを愛用してきたが、完成されたクオーツも魅力的に思う。

時計はモノではなく、自分と共に歩み、想い出を共有する大切なパートナー。
そう思うと、より一層愛着を感じる。(K.U)